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zoom RSS 未来を描く 『前川國男の建築探訪』 その1

<<   作成日時 : 2009/08/16 14:28   >>

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移築された前川国男さんによる晴海高層アパートを見学しました。



日本の近代建築では、丹下健三さんの作品は同時代の建物のように感覚的に見ることができるのですが、その他はどうも歴史的建造物として構えて見てしまい、少し遠い存在のように感じてしました。
そんな思いが、最近になって少しずつ変化していたのですが、その契機の一つが、何の変哲も飾り気も無い、築20年は経ているであろう作者不詳の賃貸マンションを見たときのことでした。
コストを抑えるためかバルコニーの格子ピッチが粗く、結果室内の雰囲気が街に露出していて、50世帯は超えるであろう生活観が、低層の街並のなかに迫るような存在感で聳え立ち、そこには、何かを隠すように厚化粧された最近の分譲マンションには無い、集まって住むこと自体を謳歌するような爽やかな印象がありました。
ポストモダン全盛期に建築を学んだ私は、近代建築のシンプルさには当時から憧れていましたが、一方で、荒っぽいコンクリートの表情や経年変化をしたその姿から、過去のものとして勝手に遠ざけて見ていたようです。
幾つかの実務を経験した今、同時代の作品として晴海高層アパートを体感すると、そこには、構造・プラン・ディテールなど様々な次元で骨太の提案があり、なによりも、未来やその未来を形成するシステムを描こうとする強い意志に特に共感を得ました。それは学生時代に抱いていた建築の明るい姿であり、最近忘れかけていたことでもあります。
「前川さんありがとうございました、すごいご馳走になりました。」これが素直な感想です。



とても良い建築でしたので、今回を含めて3回に分けて、晴海高層アパートをご紹介したいと思います。

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