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zoom RSS 医療と介護から「家」を考える

<<   作成日時 : 2012/02/01 18:03   >>

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「家」には当然、高齢者への配慮が求められます。
でも、限られた予算やスペースのなかで、完全なバリアフリーの実現は難しく、取りあえずは無駄な段差をつくらないくらいで済ませる場合も多いと思います。

一方で、そもそも個人の家が負うことができる介護機能にも限界がある筈です。
以前、2LDKや3LDKなどのいわるnLDK住宅の始まりについて調べていると、その原型は2DKで、子供が増えたら引っ越せば良いという思想から生まれたものであると、どこかに書かれていました。当然、賃貸の発想です。
それが、国の財源不足を理由に、民間デベロッパーへ住宅供給のバトンが移される中、「n」を増やす形で家族が大勢いても対応できる住宅が売られ、今のnLDK住宅という形で定着したそうです。

ここで、吟味したいのは、引っ越すことで家族の成長に対応しなさいという発想です。
つまり、一件の家だけで家族の成長や変化に対応することを放棄している点です。
放棄では、聞こえが悪いのですが、合理的と言えば合理的です。
子供が増えれば、部屋も多く子育て支援機能が充実した街や建物に移り、要介護状態になれば、それを支える機能がある住宅に移る。
そんな選択肢を選んだ日本もありえた筈ですが、現在は、nLDKで全てをまかなおうとする方向に動いています。
最近見かける国の政策も明らかにその方向です。
例えば、「サービス付き高齢者向け住宅」の登録制度。



要介護度にかかわらず入居できるというこの住宅は、自立した高齢者が自立した生活を送ることを応援しています。
国交省では今後10年で、この住宅として登録される住宅を60万戸にしようと頑張っています。
さらに、在宅の医療や介護サービスを一体提供するための連携拠点を2000程度まで増やそうとしているそうです。

日本では、1950年頃には、8割超の人が自宅で最後を迎えていたそうです。
それが、現在では約1割程度。逆に平均入院日数はアメリカの約5倍と高い割合。
国の財政を考えれば、歳出削減という観点からも、在宅による医療と介護は必然と言えそうです。
設計者としては、環境や震災への配慮に加えて介護対応など、「家」が背負い込む物事の多さに正直気が遠くなる思いです。

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