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zoom RSS 書評『なぜ日本の街はちぐはぐなのか』(青木仁)

<<   作成日時 : 2012/03/16 16:57   >>

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『なぜ日本の街はちぐはぐなのか』という本を読みました。


目的は、でっかい高層ビルによらない都市開発は可能か? 
について、考えたいからです。

そう考えるきっかけは、再開発の仕事に携わるとき、
地元権利者の少なくない人達の、そんな疑問を聞くことがあるからです。
そう言う自分も、小さな建物で街が再生できるなら、それに越したことは無いと本気で思います。

しかし、再開発の基本的な仕組みが、これまで住んでいた人が再び住む分の床以外を売却し、
その資金と補助金を原資に、新しいビル建てるというシステムである以上、
事業性の観点から、沢山の床、つまり、でっかい高層ビルは必須ということになってしまうのです。

この事実に対する直接的な解答では無いものの、
本書には、国土交通省OBならではの、制度に踏込んだ提案があり、大変興味深く読めました。

中でも、もっとも共感できたのは、どこも一律にでっかいビルを誘導するのではなく、
適宜、高密度低層の街を推奨し、規制緩和の仕方などその制度設計まで提案されていた部分です。

耐火建築物への誘導、細街路の改善、建蔽率制限による空地の確保、用途の混在しない健全な街など、
疑うことをつい忘れてしまうような常識化したことにまで疑義を挟み、
吟味する姿勢は、見習うべきものでした。

国の財政も縮小する右肩下がりの時代における、再開発モデル。
これからも、いつも頭の中に持っておきたいテーマです。

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