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zoom RSS 木と建築 (その1 ふじようちえん)

<<   作成日時 : 2012/05/24 16:51   >>

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「ふじようちえん」を見学しました。


アイデアの建築、ディテールの建築、素朴さの建築、喜びの建築・・・・・などなど、
いろいろな好印象な言葉が思い浮かびました。
かといって、それらどの印象にもこじんまりと納まってしまうことのない、とても大らかな良い建築でした。
走り回る子供たちの姿や声だけがその場所いっぱいにゆきわたり、
建築の方はと言えば、ずっと前からそこにあった地形のように、
やさしく子供達を見守っているようです。
間違いなく名作。
そして、建築学会作品賞(2008年)に相応しい建築。
これが素直な感想です。

ところで、建物を地形のようにやさしい場所に感じさせてしまう一つの要因に、
建物を貫通する大きなケヤキの存在があります。



生木が建築を貫通する例は、ラカトン&ヴァッサルの作品などちょくちょく見覚えがありますが、
「ふじようちえん」のそれが、痛々しくなく自然に見えるのは、楕円という形式も少なからず貢献しているように思いました。
そもそも楕円形は、真ん中にでっかい穴という自然(園庭)を抱えています。
プロポーションから見れば、自然(庭)が主で建築が従という関係です。
生木が建築の一部を間借りしているというより、建築が自然を邪魔しないように謙虚に建っているという印象といったら良いでしょうか。
強く単純な楕円という形式の建築に、このような印象を抱くとは、
改めて実際に見に行くことの大切さを再確認しました。

平面だけ見れば、楕円型によるユニークな建築です。
しかし、実際に見に行けば、そこには、ひっくり返したほうきのようなケヤキの大木、
大きくワイルドな原っぱなどが、圧倒的な存在感で待ち構えています。

「木を見て森を見ず」と言いますが、
この建築の写真を見ていただけの時の自分に相応しいことわざだと思います。

建築を見て木を見ず・・・・・・・・・










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