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zoom RSS MAARTEN VAN SEVEREN / Maison a Bordeaux

<<   作成日時 : 2016/02/26 12:24   >>

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前回は、事務所の椅子のデザイナーとして、マールテン・ヴァン・セーヴェレンを紹介しましたが、残念ながらセーヴェレンは2005年に他界したため、彼の新たなデザインはもう見ることが出来ません。
そんな中、私たちは、彼がインテリアデザインの多くを手掛けたボルドーの家(Maison a Bordeaux)を訪れる稀有な機会に恵まれましたので、今回はそのときの写真をいくつか紹介したいと思います。



まずは車寄せからの眺めです。
上から鉄骨梁が飛び出していますが、これが丸窓の開いた茶色壁をぶら下げています。その仕組みがまた尋常ではないのですが、それを下図と併せてご覧ください。
鉄骨梁(青色部分)からワイヤー(赤線)が下に伸びていますが、実は地中のおもり(黄色部分)に繋がって梁を下に引っ張っています。この下に引っ張る力で、鉄骨梁にぶら下がる茶色壁を天秤のような仕組みでバランスさせているそうです。天秤の軸は写真では見えませんが、下図の円柱部分です。(円柱部分の用途は階段です。)
簡単に言えば、ワイヤーを切断すれば茶色壁が落ちる、という力の流れで計画されていることになります。実際は安全率を見込んでいたりなどで、即落下となるかは不明ですが、計画の途中では、地中のおもりを空中にぶら下げる案もあったらしいのですが、ワイヤーを切断するテロ対策で地中に埋められたという話は事実のようです。



この家について、横浜国立大学の小嶋一浩先生とお話する機会があったのですが、「コルビュジェとミースを同時に扱った住宅」とか「大祖組織のOMAが超大型物件と全く同じエネルギーで取り組んだ小さな住宅」など、私にとって新鮮な切り口で解説下さったことを思い出します。そのOMAの猛烈なエネルギーは、下の写真のただならぬ雰囲気で感じて頂けると思います。住宅というより、目的不明のマシーンというか・・・・・、とにかく圧倒されます。



とかく派手な部分に目が行きがちですが、車寄せを兼ねた中庭によって、母屋とゲストルームを巧みにゾーニングし、快適な環境を生み出すなど計画的な上手さも十分堪能できます。



さて、肝心のセーヴェレンの家具についてですが、この家はあくまで個人邸のため、撮影は外部のみということで、彼の家具や内装を撮り下ろすことは出来ませんでした。・・・・、なのですが、彼の財団が管理するHPで、その作品やこの家の内観を見ることができますので、是非、あわせて閲覧頂くことをお薦めいたします。
半透明の洗面台やコンクリートのキッチン台、見たことが無い材料による本棚など、前回紹介した、カーサダムジカの椅子や事務所の椅子同様、物質感と透明感のバランスがとても魅力的です。
↓マールテン・ヴァン・セーヴェレン財団のホームページはこちら
http://www.maartenvanseveren.be/en/About/Details/2348/lemoine




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