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zoom RSS 濱田庄司記念 益子参考館

<<   作成日時 : 2016/07/11 23:55   >>

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昨日、早起きをして、茨木の濱田庄司記念益子参考館を訪ねました。
ご存知ない方のために、濱田庄司さんを簡単に紹介します。
濱田庄司さんは近現代の日本を代表する陶芸家の一人です。「京都で道をみつけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」と自身で語っていますが、大正半ばに渡英して、陶芸家としての活動をスタート、帰国後、茨木の益子に移住しました。同時期、沖縄にも長期滞在し、作家活動を行っています。そして、陶芸家として3人目となる文化勲章を受けました。
実は、ここの施設は濱田さんの自邸であり、多くの古民家が邸内に移築されており、建築を楽しむこともできます。自邸は生活だけではなく、作陶の場としても利用されていました。現在は、濱田さんが色々な国々で、長い時間をかけて集められた陶磁器、漆器、家具、染織、その他の工芸品が沢山展示されています。その工芸品はかなり昔のものながら、センスの光るものばかりです。



数年前、建築家、白井晟一の作品「芹沢_介美術館」を訪れました。染色家である芹沢さんの美術館ですが、芹沢さんは世界の工芸品の収集家でもあり、美術館には所狭しと芹沢さんの愛してやまない「はなしあいて(工芸品)」が展示されています。実は、濱田庄司記念参考館の展示を拝見しながら、芹沢さんの収集された品々を思い出しました。お二人とも、作家であるだけでなく、かなりの目利きでもあったのです。
さて、私は以前、ほんの少し陶芸をかじった経験があるのですが、今回、この濱田庄司記念益子参考館内で初めて登り窯を見ることができました。なかなかの迫力です。



陶芸では、当たり前ですが、土で器などを形作り、乾かして、素焼きし、さらにその器に釉掛けして、もう一度焼きます。私が一番難しいと思ったのは、最後の焼きの工程です。土で形を作ったり、釉掛けするのは自分のさじ加減でどうにでもなるのですが、焼きは予想不可能。焼き上がってからのお楽しみといった具合なのです。全く同じ器を同じ工程で10個作っても、焼き上がると、十人十色で色も艶も異なり、その変貌ぶりに驚くばかりですが、これが陶芸の醍醐味でもあるのかなと思います。但し、売り物にはなりませんけどね。
濱田さんの愛用の品に、イームズの「ラウンジチェア」があり、展示もされています。濱田さん著「無盡蔵」によると「たいていのグッドデザインの家具は作家の首から上の仕事が勝ち過ぎて・・・」とデザイン家具を敬遠するようなことが書かれているのですが、「ラウンジチェア」に関しては例外のようです。なんと茅葺き屋根の古民家の縁側でお気に入りのラグの上に置いて愛用されていたのです。
私も以前から欲しかった椅子ですが、アトリエを新しく設けた際、そこに置くにはちょっと大きすぎるし、革製で、しかもローズウッド柄の高級感溢れるこのデザインは、アトリエで浮いてしまうような気が感じがしました。ミッドセンチュリーの家具は、むしろ古民家のような素朴な空間の方がしっくりすると納得した次第です。茅葺き屋根が美しく、大きな梁が露出する濱田さんの自邸は、建築的にもとても魅力的で見ごたえのある建物でした。







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