寅さん全部見るのも結構つらいよ_その1

「男はつらいよ」を全部見たくなりました。どうせ見るならアーカイブがしたい。
ということで、作品が多くて結構つらそうですが、改めて寅さんを見直し、それを順次レポートしたいと思います。

第1回目となる今回は、勿論、映画版の1作目「男はつらいよ」。連作となることを意識していなかったせいか、サブタイトルは付いていません。上映は1969年で私が生まれる前年。そして、本作のテーマはずばり「父親」です。
といっても、このテーマは私の独断によるもので、志村喬(しむらたかし)さん演じる博の父親が、さくらとの結婚式で謝辞を述べるシーンがとても心に響くことから、そう決めさせて頂きました。
少し勇み足ですが、第2作目のテーマは「母親」と言っても良さそうなので、1作目の裏テーマが父親であることは、当たらずしも遠からずなのかもしれません。

ところで、この名演技を披露した志村さんと言えば、黒沢監督作品の常連。「生きる」でのブランコシーンはとても有名ですが、今回のシーンも本当にそれに劣らず最高です。涙腺の緩みも影響していそうですが、図らずも涙してしまいました。



私にとって志村さんは白黒映画の人であり、黒沢映画の人。その志村さんが、カラー画面の中で寅さんファミリーと絡む画は、見ごたえ十分であり、かつ新鮮でもありました。
一人の役者を通して、偶然、二人の監督が重なっただけのことではありますが、本作を観て、黒沢監督から山田監督に続く日本映画のパワーに思いを馳せることにもなりました。

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